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日本初のロボットスポーツ公式大会、大盛況で閉幕!

2025年7月26日(土)・27日(日)の2日間、東京都足立区のギャラクシティにて開催された「第1回ロボスポフェスタ in あだち」は、予想を大きく上回る来場者数と熱狂に包まれ、盛況のうちに幕を閉じました。来場者数は延べ1万5千人。子どもたちが競技に挑み、観客が声援を送り、ロボットとスポーツが融合した全く新しい体験が、ここに誕生しました。

熱戦とドラマの連続!ロボット×チームスポーツの可能性

今回の大会では、「ロボDASH」と「ロボラリー」の2種目が実施され、予選リーグから決勝トーナメントまで、手に汗握る試合が繰り広げられました。勝利に歓喜し、敗北に涙する――そんな子どもたちの姿が、競技の本気度と真剣さを物語っていました。

チームはすべて抽選で編成。年齢も性別も学校も異なる子どもたちが、数回のワークショップと練習試合を通じてチームワークを築き、回を追うごとに成長していく様子は、まさにスポーツそのもの。中学生と小学生が混在するチームで、小学4年生の女の子がリーダーとして活躍するなど、年齢や性別を越えたスポーツマンシップが随所に見られました。

スポーツとしての熱狂、エンタメとしての演出

観客席はフラットな床に雛壇を設置し、競技の臨場感を重視したストリート感あるレイアウトに。MCには女優のフォンチーさんと、解説役としてロボットVTuberの茨機カイキさんを迎え、競技のルール説明や実況・解説で観客を惹き込み、エンターテインメントとしての側面も大きく演出されました。

観客も回を重ねるごとにルールや見どころを理解し、選手に声援を送り、会場全体が一体感に包まれる瞬間が何度もありました。

ロボットスポーツの教育的価値と成長の瞬間

ロボットスポーツは、単に操縦技術を競うだけの競技ではありません。チームで戦う中で、子どもたちは戦略を練り、役割を分担し、仲間と協力して困難に立ち向かいます。ロボラリーでは、当初は難しそうに見えた障害物コースを、子どもたちはすぐに理解し、連携して高速でクリアしていく術を身につけていきました。ロボDASHでは、攻撃と守備のバランスを考慮したチーム戦略が見られるようになり、他チームの戦いぶりを観察し、自分たちの戦術に取り入れる子どもたちの姿も印象的でした。

こうした短期間のうちに起こる技術的・精神的な成長は、まさに「ロボットを通じた総合的な学び」そのもの。挑戦する勇気、仲間を信頼する力、そして勝つために考え抜く知恵――このフェスタは、子どもたちに多くの学びをもたらしました。

競技だけじゃない、ロボットとふれあう総合フェスタ

会場では競技だけでなく、さまざまな体験プログラムも実施されました。未就学児でも楽しめるロボット操作体験、3D CADの設計体験、最新ロボットの展示など、幅広い年齢層がロボットにふれられる企画が並び、ロボットの魅力を五感で味わう2日間となりました。

ご支援への感謝と、次なる展開へ

今回の開催にあたっては、メインスポンサーであるPTCジャパン株式会社をはじめ、共催のギャラクシティヤオキン商事株式会社、ロボット展示やロボット操作体験のブースに出展してくださった方々など、多くの方々のご支援をいただきました。総合演出は一般社団法人はれるのひなたなほこさん、舞台監督には有限会社飯塚舞台事務所にお願いし、素晴らしい会場となりました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。

PTCジャパン株式会社から特別賞を受賞したチーム(右は同社ソリューションコンサルティング ディレクター 執行役員 財前紀行氏)

「楽しみ、熱狂し、成長する」――ロボスポが生み出す未来

第1回ロボスポフェスタは、「スポーツ」と「エンターテインメント」、そして「成長機会」としての教育的価値が見事に融合したイベントとなりました。真剣な表情、喜びの笑顔、悔し涙――子どもたちの姿が語る、かけがえのない体験がそこにはありました。ロボットスポーツは、まだ始まったばかりです。しかし今回の大会を通じて、誰もが夢中になり、挑戦し、共に成長できる新たな可能性を強く実感しました。

ロボスポは、これからも「新しいスポーツのかたち」を、全国へ、そして世界へと広げていきます。

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