ロボスポ・ギャザリングのプレ会議を実施
ロボスポ・ギャザリング
ロボットスポーツを語り合う月に1回の小さな会合
ロボットスポーツは、生まれたばかりコンセプトです。この新しい概念を皆で語り合いながら構築していこうと、RSAでは「ロボスポ・ギャザリング」と名付けた小さな会合を月に1回ほどの頻度で行う計画です。ロボットスポーツとは何か、何が魅力か、どのように普及するかといった話から、競技の演出やファンの作り方など、様々なテーマを設定して、皆さんと気軽に語り合う場となります。新しく開発した競技の発表会なども行い、ロボットスポーツに関する新しい情報を共有し、互いに協働する機会ともなるでしょう。これからのロボットスポーツを盛り上げる大切な原動力となるはずです。
今回(2024年2月24日に実施)は、ロボスポ・ギャザリングを本格始動する前のプレ会議をRSAの本拠地である足立区の北千住で行いました。ロボットスポーツの推進にご協力をいただいている様々な分野のエキスパートをお招きし、楽しくディスカションを行いました。
ロボット競技は、どう見られているのか
今回は少人数ながら、多様な分野のエキスパートをお招きしました。メーカースペースの運営者、SNSによるマーケティング分野の専門家、デザインやブランディングの専門家、ロボコン競技のデザイナーなど総勢13名が集まりました。
今回のテーマは「ロボット競技は一般にどう見られているのか」と「ロボットスポーツはどう魅せていくのが良いのか」に設定しました。ロボット競技の競技者として内側から見える景色や見え方と、外からの見え方は違っているのではないか。どのように一般の人たちには見えるのか。どう感じているのか。そんな問いからスタートしました。
スタートしてすぐにわかったことですが、「どう見えるか」以前に「そもそも見えていない、見たことがない」ということがはっきりしました。それで様々な種類のロボコンやロボット競技を動画やスライドで見てもらい、そこからグループに分かれました。参加者からは「こんなにたくさん種類があるのか」「初めて見たが楽しそう」「面白そうだが何か足りない」といった率直な感想や意見があり、RSA側からはロボコニストの深層心理の解説などもあって、議論は多岐にわたり、時間を忘れるほど大いに盛り上がりました。
ロボットスポーツをどう魅せていくのか
休憩をはさんで後半は「ロボットスポーツをどう魅せていくのが良いのか」にテーマを絞って語り合いました。クリエイティブな人たちが集まったので、このテーマも色々な意見やアイデアが出てきて非常に面白い議論となりました。
地域とのつながりという観点からの話や、教育や人材育成の文脈での話、メディアやSNSでの発信方法など、ロボットスポーツを多面的に考える様々な観点を増やすことができたのは大きな成果でした。また、話している中で、ロボットスポーツは多様な分野をつなぐ有効な媒体になることを改めて感じました。人と科学、人と人、人と地域やコミュニティ、人と文化など、社会の様々な点と点をつなぐ魅力あるツールになると気づいた次第です。
ギャザリングは楽しい
ロボスポ・ギャザリング、記念すべき第1回目は2024年4月に下北沢で開催予定
結局、3時間の予定は超過し、2次会、3次会へとディスカッションは続きました。今回ロボスポ・ギャザリングのプレ会議を行って得た結論は、ギャザリングはとっても楽しいということでした。新しいロボットスポーツという未知なる領域には、無尽蔵に語り合うテーマと魅力が埋まっています。
記念すべきロボスポ・ギャザリングの第1回目は、4月の下旬に下北沢で開催する予定です。オープンな会議ですので、ご関心のある方はぜひご参加ください。詳細は、後日、ご案内します。