第2回ロボスポ・ギャザリング in アキバ
とても濃い集まりとなりました
会場を秋葉原にした時からなんとなく予想はしていましたが、第2回のギャザリングはアキバらしくとても濃く熱量の高いものとなりました。ロボットやロボット競技が好きな人たちにたくさん集まっていただき、会場のロボ☆スタディオンは超満員。作ったロボットや基盤を取り出すと、皆、目を輝かせて見入る。話が盛り上がる。話が尽きない。そんな集まりとなりました。
出会えたことが嬉しい
今回も多種多様な方々のご参加をいただきました。歴戦のROBO-ONEプレイヤーや現役のロボカップジュニアの全日本チャンピオンもいれば、ロボコン団体を創設した学生や、自分の通う学校にロボスポの部活をつくりたい中学生がいたり。若い人からベテランまで。それぞれの個性や背景が異なっていて、しかも思い入れが深くて、出会えたことが嬉しいし、話を聞いているだけでも楽しい。
ギャザリングの半ばで参加者のアピールタイムを設けました。これも大盛り上がり。ロボカップジュニアで優勝した学生たち(燈-Tomoshibi Technology)が世界大会に出場するためクラウドファンディングに挑戦するというと「みんなで応援しよう!」と盛り上がり、Robot Sports Gamesのメンバーが開発中の新ゲームの紹介をすると「早くゲームをしたい!」とわくわくが高まる。関西でロボコン団体を立ち上げたKINKI KNIGHTS の「誰でもロボコンに挑戦できる環境」をつくるという姿勢に大いに共感。「わんだほー ろぼっとかーにばる」という素敵なロボコンの大会の主催者の話も面白かった(今年7月に新小岩で開催されます。みんなで行こう!)。CO-SAKUロボコンも、動き出しています!全員を紹介しきれないけれど、どの話を聞いてもわくわくしました。
個人的には、meridianの開発者の方にお会いできたのが、とても嬉しかったです。
あとの時間は、ずっとグループに分かれて好きなことを話し合うだけのとてもゆるい会議なのですが、お互いにやっていることや考えていること自体が面白くて、話す方も聞くも方もどんどん熱が入っていくのが、なんともエキサイティングでした。みんな好奇心が旺盛というか、童心に還るというのか。ともかく予定の3時間はあっという間に過ぎて、ちょっと物足りなさを感じてしまうほど
ロボット競技をみんなに開放する
ギャザリングの冒頭のプレゼンテーションで、思い切って「現在のロボコンやロボット競技のあり方は閉鎖的ではないか」という問題提起をしました。組織や団体のあり方だけでなく、ロボット競技を行う上での技術的、物理的、経済的な障害が多くある。その結果、社会とのつながりが薄いものになっているのではないか、という問題意識です。そして「ロボット競技をみんなに開放したい。その障害を少しでも取り除き、環境を整えたい。」というロボットスポーツ協会の思いを伝えました。
こんな批判的なことを言ったら気分を悪くされたり、違和感を感じられるかもしれないと覚悟はしていました。誰でも大事にしていることを「閉鎖的である」と言われたら嫌ですよね。でも、ありがたいことに気持ちは伝わったように思いました。少なくともロボット競技を愛する気持ちがベースにあることは感じてもらえたのではないかと。
方法論も色々とあると思います。これからもギャザリングの機会などを通じて話し合い、皆さんと共にロボットスポーツの未来を築いていければと願っています。
ご参加をいただきました皆さま、本当にありがとうございました。
また、場所を提供してくださったロボ⭐︎スタディオン様には、心より感謝申し上げます。ロボットを愛する人たちが集まるのに最高の環境です。オーナーの村田さんの思いや熱量に大いに励まされました!ぜひこれからも様々な企画をご一緒したいです。
次回は、6月下旬に計画しています。詳細が決まり次第、お知らせ致します。
ロボスポ・ギャザリングとは
ロボットスポーツを語り合う月に1回の小さな会合
ロボットスポーツは、生まれたばかりコンセプトです。この新しい概念を皆で語り合いながら構築していこうと、RSAでは「ロボスポ・ギャザリング」と名付けた小さな会合を月に1回ほどの頻度で行っています。ロボットスポーツをテーマに多様な人たちに集まっていただき、自由に語り合う気軽な集まりです。作品を持ち寄ったり、アイデアを出したり、感想を交換したり、仲間をつなげたり。思い思いの目的で楽しい時間を過ごしながら、それぞれの夢やこれからの可能性を共有する場です。新しく開発した競技の発表会なども行い、ロボットスポーツに関する新しい情報も共有します。ロボットスポーツを盛り上げる原動力となるオープンな会合です。